川下真理のバイオレンスな日常

少々気性が荒い私の日記読んでちょ

40年ぶりの金剛山

金剛山はかなり知名度が高い山であるのは間違いない事実です。関西地方とくに大阪に住んでいたり、大阪に幼少期を過ごしたことがある人のとっては金剛山は特に思い入れがある人も少なくないことでしょう。それは、大阪の中部から南部にかけては小学校の高学年になると耐寒登山で金剛山に登ることが多いからです。私自身も小学校の4年生から6年生の3回もの金剛山への耐寒登山は強く印象に残っています。何年生の時かは記憶にははっきりしませんが、大阪に寒波が来た時期に耐寒登山で金剛山に登ったときには山頂はマイナス5度しかなく、雪が舞っていたことは非常に強く覚えています。山頂で震えながら小学校の先生の号令で大人数で押しくらまんじゅうをして体の温まったこともしっかりと覚えています。
それ以降、大阪に住んでいるときもいないときもありましたが、今年のゴールデンウィークを利用して実に40年ぶりに金剛山に登りました。バスを降りた登山口から一時間程度の登山ですが、小学校の頃はちっとも苦しいと思わなかったものの、50歳を超える年齢には少しこたえました。このような状態では夏場に予定している3000メートルの山への遠征は大丈夫かとも思うくらいでした。
40年ぶりの山頂の景色はほとんど同じでした。変わったところもあるのでしょうが、少なくとも私にはほぼ同じに見えました。都会ではすぐ景色が変わりますが、変わらない場所がちゃんと存在することを実感したのです。